drops 旅写真家と料理研究家、夫婦ふたりの世界一周のキセキ
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今僕らがどこでどんな生活をしているのかをお知らせしたり、異国の地を旅して感じたことや思ったことを できるだけ素直にそのまま綴っています

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diary in America 3

  1. パタゴニア−安息の地
  2. パタゴニアのガリガリ君
  3. フィッツロイを目指して
  4. Calm- チラおばあちゃんとペンギンと
  5. 第6の大陸へ
  6. ドレーク海峡を越えて

370日目 , 15th January 2010 Puerto Natales , Chile

パタゴニア−安息の地

バルパライソからサンチアゴに戻って一泊して、そこからチリ南端の町、プンタアレーナスまで飛んだ。

南緯50°冬なら雪が一面覆っているであろう氷で閉ざされた大地に降り立つ。

今は真夏なんだけど、ダウンを着てこんでいてもぶるぶる寒さで震える。

町への移動手段が分からず、観光案内所も早朝だからかしまっている。

きょろきょろしていると僕らと同じようなバックパッカーがいっしょにコレクティーボに乗っていくかと声をかけてくれた。

空港にもかかわらず周りにはそのバン一台だけしか車がなくて、どこに行くかも分からないままとりあえず乗り込んだ。

かなりの速度を出して車が進んでいく。

朝早くて頭がぼーっとしていて、ぼんやりと外の景色を眺めていた。

カラファテのバスから

高地でもないのに遠くまで見渡せる。

広い。

道の両脇には、紫、黄色、ピンクのカラフルな花が咲き乱れている。

だんだんわくわくしてきた。

「ここがパタゴニアなんか〜」



パタゴニア、日本にいて準備しているときも、ネットとかでよくパタゴニアはいいって書いてあった。

けど、パタゴニアっていわれてもいまいちよく分からなかった。

知ってるのはパタゴニアっていうアウトドアメーカーがあるってことだけで、パタゴニアなんていう国もない。

ガイドブックによるとパタゴニアとは、チリとアルゼンチンの南部地域一帯のことらしい。



僕らがパタゴニアで過ごせるのは、次の南極の準備があって10日間だけ。

しかも、飛行機でプンタアレーナスINプンタアレーナスOUTなので、移動でかなりの時間をロスしてしまう。

見所もチリ、アルゼンチン両側にあって、移動がすんなりいくのか不安だった。

なので、最初に一番遠くまで移動して、観光しながら戻ってこようと二人で決めた。

バス停でコレクティーボからおろしてもらって、隣町のプエルトナタレス行きのバスを待つことにした。

ぶるぶる震えながら一時間近く待ってようやくバスに乗れた。

3時間くらいでプエルトナタレスに着いた。

次の町エルカラファテ(通称カラファテ)まで進もうかと思ったけど、前日の夜中の2時の飛行機だったので、ほとんど寝れなくてくたくただったので、その日はプエルトナタレスで一泊した。

寒い地域だからか、宿にはでっかいストーブ兼コンロがリビングに置いてあってめっちゃあったかい。

猫もその下で丸まってる。

翌日、アルゼンチンのカラファテに向かって出発。

入国審査が途中であったけど、特に厳しいチェックもなくすんなり入国。

国が変われば雰囲気とか景色も変わったりすることが多いけど、今回は全く何も変わらなかった。

政府が勝手に線を引いただけで、このパタゴニアはチリ側でもアルゼンチン側でも同じような自然・文化があるんだろ〜な〜と感じた。



バスがカラファテに着いた。

決めていた宿に向かって歩く。

大通りを一本外れると、人もまばらで、とっても静か。

けど都会みたいな治安の悪そうな緊張感は全くなくて、穏やかで平和な空気が漂ってる。

てくてく歩いてくと京都みたいな碁盤目状の道の両側に、平屋建てのかわいい家がぽこぽこ建ってる。

屋根の急な家

「うわ〜ここ好きかも」と僕。

宿を決めると早速、散歩に出かけた。

町はすごくちっちゃくて、1km四方で僕らなら充分事足りる。

バス停でもらった地図によると、町外れに自然保護区の湖があるらしいので行ってみることにした。

車の通らない巾の広い道路脇をゆっくり歩く。

道の途中で

カラフルなペンキで塗られた家がゆったり配置されている。

家の壁は、冬の雪と寒さのせいなのか、いい感じに色あせている。

かわいい家

木が山からの風でざわめく。

風の平原

なんだか懐かしい、この感じ。

絶対来たことない、けど懐かしい。

旅をしていて初めての感覚。

フラミンゴ



僕は奈良の田舎で育った。

近くの駅の線路は、単線で朝と夜は30分に1本、昼間は1時間に1本しか電車がこない。

近くのどぶ川にはザリガニや金魚が泳いでて、空き地にはバッタやトンボが山ほどいて、自転車で山に行ってカブト虫やクワガタを1回で何十匹も取った。

家より田んぼや森の割合が多い田舎が僕のふるさと。

湖のすすき



そんな風景に、というかそのときの夕方の雰囲気となんだか似てる。

心地よい疲労感とそれを包みこんでくれるような不思議な雰囲気。

ここ何ヶ月か南米を旅していて、どこか緊張感を持って旅していたと思う。

実際そんなことはないんだけれど、泥棒が多いとか治安が悪いとかそんなことに対して無意識に警戒していた気がする。

ここにはそれを完全に取り払ってくれる空気がある。

道行く人とすれ違うと笑顔で笑いかけてくれる。



ここは大丈夫。

そう感じるから。

カラファテの湖から



We came to Patagonia , south region of South America . It’s famous for great nature . For me it’s so lovely because of pretty town . That reminds me of my home , the place where I grew up . That town’s atmosphere looks like my home . Here is something special .


372日目 , 17th January 2010 El Calafate , Argentina

パタゴニアのガリガリ君

パタゴニアの町に癒された翌日、カラファテのハイライト、ペリトモレノ氷河へ向かった。

僕らは今まで氷河を見たことがない。

氷河ってどんなんだろ〜と期待を膨らませながら、バスに乗る。

バスの車窓から見えるのは森と草原と湖、ときどき家。

牧歌的な風景でずっと見ていても全然あきない。



氷河というか氷さえひとかけらも見えないけど、ほんとにあるんかな〜。

1時間くらい走って道路の片側が湖、もう片方が山の急斜面になった。

この湖、氷河の氷からできてるんかな〜。

管理事務所に到着。

まだ氷河は全然見えない。

くねくねした道を進んで大きなカーブを曲がったとき

「あっ、氷河や!」

バスから氷河を望む

湖越しになにか白いがけみたいなのが見える。

あれが氷河か〜。

遠くなのであんまりよくわからない。

近くの駐車場に来てさあ降りようと準備していると、駐車場を通り越して、氷河から遠ざかっていく・・・

ってここ氷河なんですけどなにか?

奥にも駐車場があってそこに停車。

どうやら遊歩道があるらしく、その道を歩いて氷河に迫っていくみたい。



ちょっと湖畔に歩いていくと、流氷がぷかぷか佇んでいた。

ちょっと持ってみるとかなり重い、当たり前やけどめっちゃ冷たい。

表面は結構つるつるしてる。

初めての流氷との対面に興奮気味の僕ら。

流氷+ゆっきー



しっかり整備された遊歩道をテクテク進んでいくと、氷河がどんどん近づいてくる。

遊歩道を歩く

ミラドールについて、そこから間近の氷河を見ると、すっごく青くてキレイ。

自然が作り出したものなのに、絵の具の原色の水色をそのまま塗ったみたい。

こんな例えをしたら氷河の価値が下がっちゃいそうだけど、完全にガリガリ君(ソーダ味のアイス)の色です!

ペリトモレノ氷河

ペリトモレノ氷河2

もうほんとにそのまんま、何万いや何億人分のガリガリ君の親玉が、ペリトモレノ氷河だったのです(笑)

いつまで見ていてもあきないのですが、小雨が降っていて、凍えそうなので仕方なくそこを後にしました。



さらに進んでいくうちに雨も止み、晴れ間も見えるようになってきたとき、突然

「ゴォォ〜ドォ〜ン!!!」

と何かが爆発したような轟音が響き渡った。

急いで氷河を見に行くと、ちっちゃな氷の塊が氷河の傍に浮いている。

もしかして崩落!?

崩落は、気温が上がって氷河が溶けて崩れていく現象で、気温が高い夏の今しか見れないらしい。

そこでしばらく待っていると、

「ミシミシ!!」

氷が裂ける音がして、でっかい氷の塊が崩落した。

とにかく音がすさまじくて、さっきの倍くらいの大きさだった。

そこからは、氷河が山の中腹まで何キロも続いている様子も見れた。

ペリトモレノ氷河3

自然ってすごいな〜と改めて感じた巨大なガリガリ君でした。

ガリガリ君食べたいな〜。

流氷前でハイチーズ



We went to glacier Perito-moreno . It is so huge and beautiful . The color is pale blue and looks like Japanese ice cream we love to . (haha) We wanna have that ice cream because of that glacier .


374日目 , 19th January 2010 El Chalten , Argentina

フィッツロイを目指して

カラファテを後にしてエルチャルテンヘ向かった。

ここはあの有名なフィッツロイのお膝元。

アウトドアブランドパタゴニアのロゴマークになってるやつね。

といってもパタゴニアに来るまで知らなかったけど(笑)



入村前にトレッキングの簡単なレクチャーを受ける。

晴れていたら町のどこからでもフィッツロイが見えるらしいんだけど、曇っていて全然見えない。

この村は観光で成り立っていて宿もピンキリ。

一泊何万円する別荘風ホテルもあれば、僕らの止まるようなユース、5人くらいで一棟を貸しきる宿、カバーニャと呼ばれるバンガローといろいろある。

一時間くらい捜しまわって結局、バス停の近くのユースでたまたま二人部屋が空いていたのでチェックイン。

ここのユースは1階がレストラン、2階がリビングになっている。

建物に木をふんだんに使っていてあったかみがあって、いい感じ。

ソファがビーズクッションのめっちゃでっかい版で体を預けるとゆっくり沈んでいって体にフィットする。

外が寒いので宿にいるときの大半はこのリビングでのんびり過ごした。



翌日、エジプトで負傷した古傷が痛むユッキーを宿に残して、僕はフィッツロイに向かった。

冬服をたくさん着込んで完全武装していったものの、一歩外に出ると寒い。

夏でこれやったら、冬どうなるんだろう?

入り口を抜けると、いきなりめっちゃ急な坂が続く。

はぁはぁいいながら何とか登りを抜けるとこの景色

フィッツロイハイキング



雄大。

そんな言葉がしっくりくる。

人は人生に何度そういう景色に出会うんだろう。



それから森ゾーンに入った。

森

平坦な道で、木が強風をさえぎってくれるので歩きやすい。

小径

その森を抜けると・・・

虹

虹だ!

マンガみたいなシチュエーションにテンションが上がる。



しばらく眺めていると、雨がぽつぽつ落ちてきた。

やばいな〜と思って再び歩き始めると本降りになってきた。

しかもちょうど森がない平原を歩いていたので、雨がもろに体に当たる。

強風とあいまってめっちゃ痛い。

特に肌を露出している頭と顔。

楽しいはずのトレッキングなのに、俯きながら景色を眺める余裕もなくただただ進む。

メガネが曇る中、ぼんやり遠くの氷河が見えた。

30分くらい歩くと再び森に入って、キャンプサイトに到着した。

僕は日帰りなので、テントを張っている人に混じってひとやすみする。

ダウンは水を吸って重たくなってる。

やれやれ。



再び歩き出す。

道なき道

フィッツロイが見えるミラドールまであとわずか。

川原の道標にしたがって岩だらけの道を進む。

道なき道

アップダウンが激しく、途中、小さい川を飛び石しながら渡ったりしてかなり体力を消耗していく。

けど逆にランナーズハイになってきて、どんどん歩くスピードが速くなってくる。

同時にテンションも上がってくる。

そして氷河のある湖について、上を見上げると湖越しにフィッツロイの雄姿が・・・

フィッツロイ!?

ない・・・

曇っていて全然見えない(泣)

しばらく待ってみたけど全然見えない。

あ〜、天気はどうしようもないな〜。

仕方なく、雨のあたらない岩陰でユッキーお手製のパスタを食べて、再び来た道を引き返した。



その翌日、氷河の洞窟に行くツアーに参加しましたが、こちらも悪天候で中止に。

散々なチャルテン。

帰りのバスに乗り込み、二人でまた来ようと話していると、車内がなんだか騒がしい。

みんな後ろを振り返って何か言っている。

僕らも振り返ると、滞在中ずっと曇っていて見えなかったフィッツロイが、姿をあらわしているじゃありませんか。

あ〜かっこいい、フィッツロイ。

最後の最後でフィッツロイをチラ見できましたが、また来るぞ、今度はばっちり見るぞと心に誓ったチャルテンの3日間でした。

小さな命



We are in El Chalten . It’s base to visit Fitzroi , one of the most famous mountain in the world . I tried seeing Fitzroi . But I couldn’t see that because of bad weather . At the end , we saw it from bus window for 5 seconds . We are gonna visit here again to see that .


378日目 , 23rd January 2010 Punta Arenas , Chile

Calm- チラおばあちゃんとペンギンと

波止場

プエルトナタレスに戻ってきた。

前に泊まった宿が満室だったので、近くで宿を探した。

僕らの予算に合う宿がなかなかなくて、何件目かでやっと決まった。

窓から靴下

宿の名前はCasa Chila

名前通りチラおばあちゃんの家。

荷物を置いてリビングに行くと、笑顔で温かいコーヒーをサーブしてくれた。

チラおばあちゃんは話好きらしくて、いろんなことを楽しそうに話してくれて、うれしくなる。

ここは昔日本人宿だったみたいで、一番新しい書き込みが2,3年前の情報ノートを見せてくれた。

おっきなストーブの熱で暖まりながら椅子にもたれて、コーヒーを飲む。

壁にかかっている写真とか絵は、すごく古くて黄ばんでいる。

パタゴニアの雪に埋もれて何年も取り残されたような古くて懐かしさが漂う。

キッチン

なんだかおばあちゃんの家みたい。

落ち着くな〜。



ここの庭には猫の家族が住んでいる。

猫

そこの子猫がめっちゃかわいい。

足が痛くて休憩中のユッキーは僕がパイネ国立公園に行っている間、猫と遊んで過ごしてた。

子猫



僕らの滞在中にめっちゃうるさいドイツ人グループが居たせいで、ほとんどチラとは話ができなかったけど、彼らが出て行った朝はゆっくり話をすることができた。

この宿にまた来たいな、チラに会いに来たいなと思った。

特にゆきはずっと宿で過ごしてたので、僕より強くそう思ったと思う。

旅していてなかなかまた来たいと思える宿はない。

なぜなら宿は目的地に行く為の拠点で、宿が目的じゃないから。

けど、ときたまこういう宿にめぐり合う。

地球の反対側で、僕らは素敵な宿と人に出会った。

チラと記念写真



別れを惜しみつつ、プエルトナタレスを後にした。

目的地はプンタアレーナス。

最初に飛行機でパタゴニアに入ったところだ。

パタゴニアの最後を飾るのは、動物好きのユッキー待望のペンギンツアー。

町の近くにマゼランペンギンの巣営地があってそこでペンギンたちと戯れようという作戦だ。

バスに乗って1時間、ペンギンの巣営地に到着。

滞在時間があまりないので、急ぎ足で草原の中の遊歩道を進んでいくと、

マゼランペンギン

「いた〜!!カワイイ〜!!」

僕らの目の前2mくらいのところに2匹のペンギンちゃんを発見!

動きがシンクロしてます。

シンクロペンギン

氷の中にいてるっていうイメージがあったけど、こんな草原にもいてるんだ〜。

海岸には、産毛が生え変わりそうなこどもペンギンがいてました。

思春期ペンギン

めっちゃかわいかったのが、4匹のペンギンが巣に向かって草原を一列で歩いていると、途中でイタチが目の前に現れて、

「ワァーやばい!」

ってペンギンがなって、駆け足で引き返したシーン。

イタチは穴を掘ってて気付かなかったんだけど、ペンギンが気付いてからの慌てようがめっちゃかわいい。

羽をバタバタさせて、我先にと隊列を乱してぺたぺた駆け出した様は、ペンギンコントを見ているみたいだった。

行進ペンギン



初めての野生のペンギンに大興奮、そしてかわいさにめっちゃ癒されたプンタアレーナスでした。



次の日、南極ツアーの出発地であるアルゼンチンのブエノスアイレスへ。

いよいよです。



We are in Punta Arenas . We went to the penguin nest near the town . They are so lovely !


384日目 , 29th January 2010 Buenos Aires , Argentina

第6の大陸へ

南米のパリと言われるブエノスアイレス。

町を歩くと、洗練されたブティックなんかが並んでるのかと思いきや、そうでもなく普通の都会といった感じ。

僕らがここに来た理由、それは12日間の南極クルーズの出航地だから。



準備のために前乗りした僕らが向かった先は、ブエノスでのショッピングならここ、そうフロリダ通り。

僕らが参加する南極クルーズにはドレスコードがあって、基本スマートカジュアル、航行中の数日はフォーマルなので、スーツとドレスを買いに来たんです。

旅の間着続けたボロボロの服ではさすがにダメだろう、せっかくそんなクルーズに参加するんだからフォーマルを楽しもう、ということになりました。



いろいろまわって結局、ZARAで僕のスーツ、ユッキーのドレス、服を買いました。

ユッキーいわく

「ある程度名前が通ったブランドは縫製がしっかりしてる。」

とのこと。

ちなみに総額なんと1500ペソ(4万円弱)!!

旅でこんな大金を服に使ったのは初めてです。

旅もあと1ヶ月弱なので、だんだん「もう最後やしいいか、帰ってからも使うし」という気持ちになってきています。



愛想がなく、文句をちょこちょこ言ってくる宿のオーナー、光のあんまり入らない、夜は蚊が入ってくる部屋で耐えること5日間、ついにその日がやってきた。

アメリカで買ったポロシャツにジーンズをはいた僕、買いたてのかわいい服を着たユッキー。

宿を出ていつも乗らないタクシーを呼んで乗り込んで向かった先は、港。

到着するとどうやら違うドックだったらしく、タクシーを乗り継いで、僕らが乗る船のドックへ。

たくさんのクルーズ船がブエノスアイレスから出航するらしく、たくさんの船会社があって分かりずらい。

僕らが乗る船は、CELEBRITY INFINITY 。

南極クルーズ船

ゲートで手続きを済ますと、バックパックはポーターが運んでくれる。

重たいバックパックから解放される2週間。

うれしい!

それから船内へ。

中に入るとまずはウェルカムドリンクのシャンパンが。

う〜んセレブです!



船内にはエレベーターがあって、階数を見るとなんと11階建て!!

船なのに11階建ってどういうこと?

9階のレストランに行くと、ビュッフェ形式の昼食が準備されているじゃないですか!!

ローストビーフ、トンカツ、その場で茹でてくれるパスタ、卵料理、肉料理、魚料理、スープ、サラダが何十種類もなんでも取り放題、食べ放題!!

もちろん食後のケーキ、新鮮なフルーツ、さらにアイスクリーム(ポイフルみたいなグミ入れ放題)までなんでもあり!!!

本日のメイン

しかもめっちゃうまい!!!

こんな豪華な食事いつ以来でしょうか?

たらふく食べて、僕らの船室に入ってみると・・・ハァ〜(溜息)

船室という名のホテル



ここは高級ホテルですか?

昼と夜、毎日2回のハウスキーピング、勢いのいい温水がでるシャワー(もちろん真水です)、夜は毎食フルコースの豪華な食事。

案内によるとレストランは5つくらいあってその中から好きなところを選んで、好きな時間に、好きなものを好きなだけ食べていいんです!

船内には、プール、ジャグジー、スパ、サウナ、カジノ、ジム、シアター、劇場、バー、卓球場、屋上にはなんとジョギングコースまであるんです!!

プール

ジョギングコース

カジノ

大階段

図書館

シアター

最高!最高です!

笑いが止まりません。



夕刻、僕らセレブを乗せて、セレブリティインフィニティ出航です。

セレブ気取り



We joined Antarctica cruise . The ship we rode on was fantastic and so luxurious !! Look at above photo !


394日目 , 8th February 2010 Antarctica

ドレーク海峡を越えて

えーこちらセレブリティインフィニティセレ部です。

最初の数日間はほんとに夢のような生活に浸っていました。

フォーマルデー

しかし、運悪く悪天候のために、ゆっきーが楽しみにしていたキングペンギンの楽園、イギリス領フォークランドに上陸できなかったり、南極大陸に行くためには必ず通らなければならないドレーク海峡が渡れない。

フォークランドには、キングペンギンのコロニーがいっぱいあって、好奇心旺盛な赤ちゃんペンギンがくちばしで僕らをツンツンしてくるらしい。

めっちゃかわいいやん!!と期待しまくっていたのに。

しかも、南極行きもあやういなんて。

南極行かれへんかったら大金はたいて南極ツアーに参加した意味ないやん!

ということで、船内ではアルゼンチン人のグループがデモを起こしてたりと、みんなのイライラもピークに達しています。



そんな状況のなか、船内に缶詰になること一週間。

僕らはというと、最初はへこみまくって無気力。

それからは、へこんでても仕方ないので、ジムで筋トレしてみたり、卓球大会に出てみたりとここでしかできないことをいろいろやってみた。

けどやっぱりいまひとつパッとしない。

そんな僕らを助けてくれたのは、この南極セレ部の面々でした。

南極セレ部

乗客2000人の中に僕らと同じ空気をもった日本人っぽい人がいるな〜と思って話をきくと、なんと10人中僕らを入れて8人が世界一周中!

しかもみんなカップル旅と夫婦旅!

親近感を感じて仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

なかなか日本人宿にはなじめない僕らですが、この特殊な状況では不思議と話に加わっていけました。

缶詰中は、ほとんどまさくんりかちゃんの部屋に集まって飲み+ダハブゲーム。

飲んでしゃべって笑って、楽しい南極缶詰生活を送れました。

みんなに会っていなかったら、つまらない南極ツアーだったんだろ〜な〜。

ほんと出会いに感謝、まーくん・まいちゃん・まさくん・りかちゃん・ゆたかさん・すみさん・ちづるちゃん・リンくん、みんなに感謝。

僕らのほかにも、日本人の本物のセレブの方たちも乗船していて、貴重なお話を聞けて楽しい時間を過ごせました。



1週間たったある夜、「南極に行きます!」って放送が入った。

「ほんまかいな〜」と思っていると、意を決したかのように、気合いをいれて数日前引き返したドレーク海峡を超高速でどんどん突き進んでいく。

そのとき僕らはまさくんの部屋にいてたんだけど、大波をこえて突き進んでいく度に、「どぉーん!!」というものすごい衝撃音のあとに、大量の水しぶきが窓にかかった。

あの〜ここ6階ですけど・・・

船がかなり大きく揺れてちょっと恐怖を感じたのと同時に「南極にマジでいくんだな」と感じた。

揺れが激しいからか、南極へ近づいているからか、なかなか寝付けない。



窓からうっすら外が見える。

まだ夜明け前みたい。

静かだ。

ぼんやりした白い塊がゆっくり左から右に動いていく。

夜明け前

波も全然たってなくて、すぅーっと船が海の上をスライドしているみたいに感じる。

「南極ついたで。」

ゆきといっしょにダウンを着て、最上階へ。

夜明け前2

あたりには流氷と雪をかぶった真っ白の陸地が見える。

凍えるような寒さの中で、凛とした空気に触れる。

「僕ら、ついに来てんな・・・南極に。」

そう僕らは今、南極にいる。

夜明け1

夜明け3



それから数時間、寒さに震えながら、椅子に立って船頭部の高い柵からちょこんと顔を出して、ゆっくりと表情を変える南極を飽きもせずに眺めた。

南極3

南極

南極2



近くで数匹のクジラが潮を吹いては、しっぽを見せる。

シャチが白いお腹を見せて、船の近くを泳いでいく。

流氷で休憩していたペンギンの群れが船に驚いて我先にと海に飛び込んでいく。

アザラシが船の下を泳いでいく。



一度はもういけないとあきらめた南極に、人間を寄せ付けない極地に僕らはいる。

たったそれだけのことに心が大きく動いた。

僕らの頬を涙が伝った。

夜明け2



We are in Antarctica at last ! We are impressed by beautiful snow landscape and animals ! We moved and drop tears because we are here now .


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